人に流されてばかりだった私が、自分軸を育てられた理由──「自分軸が分からない」人へのヒント

昔の私は、人に合わせることばかりで生きてきました。
「彼氏が好きなことが自分の好きなこと」になり、趣味や休日の過ごし方も、相手次第。
一見、仲良くやっているように見えても、心の中には「私は本当にこれがしたいのかな?」という違和感が残っていました。
そんな私が少しずつ「自分の軸」を持てるようになったのは、小さなきっかけからでした。
友達と行ったキャンプで知った「趣味の力」
初めて友達に誘われて行ったキャンプ。
外で食べるご飯は驚くほど美味しく、自然の中でゆったり流れる時間に癒されました。
それまで私の趣味は“彼氏の趣味”。
「一緒に過ごすためのもの」でした。
でも友達と過ごすキャンプは違いました。
新しい道具を調べてワクワクしたり、次はどこに行こうかなと計画を立てたり。
気づけば彼氏のことを考える時間より、キャンプのことを考えている自分がいました。

「趣味ってこんなに楽しいのか!」
その驚きは大きくて、恋愛に一点集中していた私のエネルギーが分散され、心のバランスが初めて整った感覚がありました。
これが、自分軸を持つ第一歩になったのだと思います。
植物のお世話から学んだ「メリハリ」
もうひとつ、自分軸を育てるきっかけになったのが植物です。
初めて観葉植物を育てたとき、虫が湧いたらどうしようと不安で、土の上に薬をまいたり、水やりを頻繁にしたり…。
でも調べていくうちに、植物には「待つこと」が大切だと知りました。
葉っぱが少し垂れて「喉が渇いたよ」と合図をしてから水をあげると、シャキーンと元気になる。
その姿はとても可愛くて、「なるほど、メリハリが大事なんだ」と実感しました。
人間も同じで、詰め込みすぎるのではなく、
やるときはやる、休むときは休む。
そうやって自分のリズムを大切にすることが、自分軸を育てることにつながるのだと思います。
自分軸を育てたい人へのヒント
「自分軸ってどうやって持てばいいの?」と感じる方も多いと思います。
そんな方に、私が効果的だった小さな習慣をシェアします。
- いきなり大きな趣味じゃなくてもOK。
→ 友達と公園で外ごはんをしてみる
→ 朝20分の散歩で空気を味わう
そんな小さなことからでも、自分の「好き」に気づけます。 - 気になったことを試してみる
→ 本を1冊読んでみる
→ 植物をひとつ育ててみる
→ ちょっと違う場所に行ってみる
小さな「やってみたい」を重ねるうちに、心に少しずつ自分の根っこが育っていきます。
まとめ
人に流されてばかりだった私が、自分軸を育てられた理由。
それは、趣味と小さな習慣が、私を「私」に戻してくれたからです。
恋愛や人間関係も大切だけど、
「自分がどうしたいか」という根っこがあると、もっと楽になります。
もし今、「自分軸が分からない」と感じているなら、
まずは小さな「好き」を大切にしてみてください。
それがやがて、自分の軸を育てる第一歩になります。